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2017年3月18日 日本経済新聞(新潟経済) 上越ICT組合、農業効率化へ新システム開発 上越市内のIT(情報技術)関連企業でつくる上越ICT事業協同組合(上越市)は2017年内にも、農作業を効率化できるシステムの販売を始める。水田の水位を自動計測する装置や、農作物の作付けから収穫までの計画を一括管理できるシステムの開発にめどをつけた。18年に見込まれる生産調整(減反)廃止で米価への影響も懸念されるなか、地元の主力産業である農業の効率化を支援する。 同組合は16年4月に設立。アイテックやアーキテクト、テオリアなど上越市内の中小7社で構成する。各社が得意とする技術を持ち寄って補完し合い、単独では難しい大型案件の受注や発信力の強化を目指している。 販売するシステムは水田など圃場内の水位を測定できる装置と、農作物の収穫見通しから作付け計画、作業の進捗状況までを一貫して管理できるシステムの2種類。 水位システムは同組合が独自開発した円柱形のセンサーを水田などに設置。下部から出す超音波の反射具合から水位を測る。設定した水位からの変動幅や日照時間などのデータを1日2回パソコンに自動送信する。..... |