【今回のテーマ】
買う人・売る人の「意識」のミスマッチ:犬は物?・家族?
というお話です。
「ちゃんとお客として扱ってほしかったのに、なんだか冷たくされた気がする…」
そんな経験、ありませんか?
あるいは逆に、
「この人には売りたくないな…」
と感じたことはありませんか?
実はそれ、どちらかが悪いわけではなくて、
“意識の前提”がズレているだけなんですよね。
犬は「モノ」なのか?それとも「家族」なのか?
以前、こんな話を聞きました。
知人が犬を買いにブリーダーのもとを訪ねたところ、
思ったほど丁寧に扱ってもらえず、不満を感じたそうです。
「お客なのに、なんであんな態度なんだろう?」
一方で、そのブリーダーの女性のことも私は知っていました。
話を聞いていて、なんとなく状況は想像できました。
買う人の意識:商品としての犬
その知人の意識はシンプルです。
・犬は「商品」
・お金と引き換えに手に入れるもの
・だから自分は「お客」
・丁寧に扱われて当然
これ、間違っていますか?
たぶん、多くの人が「普通はそう思うよね」と感じるはずです。
あなたもそう思いませんか?
売る人の意識:命としての犬
でも、ブリーダー側の意識はまったく違います。
・犬は「モノではなく命」
・家族として迎えてほしい存在
・世話・しつけ・病気…すべて引き受ける覚悟が必要
だから「誰にでも売るわけではない」
そしてこう考えています。
「この人は本当に、この子を大切にしてくれるのか?」
だから細かく質問します。
ときには厳しく感じるほど、踏み込みます。
これ、どう感じますか?
「売る側なのに偉そう」と思いますか?
それとも「むしろ当然」と思いますか?
なぜ、すれ違いが起きるのか?
ここで起きているのは、
価値の定義のズレです。
・買う側:モノの売買(対価=お金)
・売る側:命の引き渡し(対価=責任+覚悟)
つまり、交換しているものが違うんです。
だから、
「私はお客なんだから大事にしてほしい」
と
「この人には売れない」
が同時に成立してしまうんですよね。
どちらが正しいのか?
結論から言うと、
どちらも正しいです。
ただし、
前提が違うだけです。
ここ、すごく重要です。
あなたは普段、どちらの前提で物事を見ていますか?
そして、相手は同じ前提で動いていると思い込んでいませんか?
これからのビジネスは「選び合う関係」
昔は、
・売る側:できるだけ多く売る
・買う側:どこで買っても同じ
という世界でした。
でも今は違います。
・売り手も「誰に売るか」を選ぶ
・買い手も「誰から買うか」を選ぶ
つまり、
お互いが選び合う関係です。
これは、対等な「価値交換」なんですよね。
「御用聞き」を求めていませんか?
ここで少し厳しい問いです。
あなたは、
「
お金を払う=何でも言うことを聞いてもらえる」
と思っていませんか?
もしそうだとしたら、
こだわりを持った売り手とは衝突しやすくなります。
逆に、
あなた自身が何かを提供する立場ならどうでしょう?
・誰にでも売りたいですか?
・それとも、大切に使ってくれる人に届けたいですか?
この問い、意外と本質なんですよね。
ミスマッチを防ぐために必要なこと
このズレを防ぐ方法はシンプルです。
「自分は何を提供しているのか」を明確にすること。
・モノとして売るのか
・価値や想いごと届けるのか
そして、それをきちんと伝えること。
これは売り手だけでなく、
買い手にも必要です。
・自分は何を求めているのか?
・価格なのか?安心なのか?共感なのか?
ここが曖昧なままだと、
また同じズレが起きます。
最後に
犬はモノでしょうか?
それとも家族でしょうか?
この問いに「正解」はありません。
でも、
その答えが違う人同士は、すれ違う。
それだけは確かです。
だからこそ、
・自分の前提に気づくこと
・相手の前提を想像すること
これが、これからの時代には欠かせないんだと思います。
あなたは、どちらの前提で選びますか?
そして、どんな人と価値を交換したいですか?
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