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どんなことから、今の図解思考に行きついたのか、思い出話を踏まえて書いていこうと思います。

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0041あなたは何者? 名刺の裏にたくさん..  


【今回のテーマ】
あなたは何者? 名刺の裏にたくさんの仕事
というお話です。

自営業になって不安のまま進んでいた時のことです
 「このままで大丈夫かな」
 「仕事の幅を広げたほうがいいのかな」
 「ひとつに絞ると、売上が減ってしまいそうで怖い」

自営業やひとり仕事をしていると、こんな不安に何度も出会いますよね。
誰かが正解を教えてくれるわけではありません。
何を売るか、どう売るか、どう利益を出すか。
そのすべてを自分で決めていかなければならないんです。

だから、不安になるのは自然なことです。
むしろ、不安にならない人のほうが少ないのかもしれません。


1.自営業は、自由であると同時に、全部が自己責任です

自営業になると、すべては自己責任です。

どんな商品やサービスを売るのか。
どんな売り方をするのか。
何を自分の看板にするのか。

会社員のように「会社が決めてくれる」「上司が方向を示してくれる」ということはありません。
自分で考えて、自分で選んで、自分で引き受けるしかないんですよね。

うまくいかないときは、特に苦しくなります。
受注が続かない。反応が薄い。紹介も増えない。そんな時に限って、いろいろな話が入ってきます。

「これ、扱ってみない?」
「うちの代理店になっておいたら?」
「この仕事も相性いいと思うよ」

相手は親切で言ってくれていることが多いです。
「あなたのために」と思って、声をかけてくれているんです。

だからこそ、断りにくい。
そして、「とりあえず登録だけ」「可能性を広げるために」と、つい手を出してしまうんですよね。


2.「あれも・これも」に手を出したくなる気持ち

実は、これはとてもよく分かる感覚です。

仕事が順調なときは、自分のやり方に自信が持てます。
でも、長く続けていると、いつも同じようにうまくいくわけではありません。
波があります。

そうなると、「今のままでは足りないのかもしれない」と思ってしまいます。
そして、少しでも売上につながりそうなものがあれば、手を伸ばしたくなります。

でも、心のどこかでは気づいていることもあります。
「なんとなく無理しているな」
「これは自分の本筋じゃないな」
「契約はしたけれど、たぶん長くは続かないかもしれないな」

この“違和感”は、見逃さないほうがいいサインです。


3.名刺の裏を見たときに感じたこと

あるとき、異業種交流会や仕事の場で名刺交換をした相手の名刺の裏に、
いくつもの仕事が書かれているのを見たことがあります。

もしそれらに関連性があれば、まだ伝わります。
「この人はこの分野を軸に、こういう広がりがあるんだな」と理解できます。

けれど、脈絡なく、関連のないものが並んでいると、受け取る側はこう感じるんです。
 ・この人は、何者なんだろう
 ・何の専門家なんだろう
 ・結局、何を頼めばいいんだろう
この感覚、実はとても大事です。

なぜなら、自分が「営業先を広げよう」と思って増やしていたものが、相手には「よく分からない人」に見えてしまうことがあるからです。

ここで、ハッとするんですよね。
自分の中にあった違和感の正体は、これだったのかと。


4.仕事の数が多いことと、信頼されることは別です

たくさんの仕事ができることは、一見すると強みに見えます。
器用さもあるし、行動力も感じます。

でも、選ぶ側の視点に立つと、話は変わります。

人は、何かを依頼するときに「この人に頼めば大丈夫」と思える安心感を求めています。
その安心感は、情報量の多さから生まれるのではなく、分かりやすさから生まれることが多いです。
 ・この人は何が得意なのか
 ・どんな悩みを解決してくれるのか
 ・ほかの人と何が違うのか
ここが伝わってはじめて、仕事の依頼につながります。

つまり、名刺の裏に仕事がたくさん書いてあること自体が問題なのではありません。
軸が見えないことが問題なんです。


5.自分の「強み」を打ち出すことが必要です

自営業では、自分そのものが商品です。
自分の経験、自分の知識、自分の考え方、自分の伝え方。
それらが営業力であり、商品力になります。

だからこそ、自分の「強み」を打ち出すことが必要です。

なぜなら、同じような仕事をしている人の中から選んでもらわなければならないからです。
選ばれるためには、違いが必要です。
しかも、その違いは相手に伝わる形で見えていなければ意味がありません。

特にコンサルタントのような無形サービスでは、なおさらです。
形がないからこそ、「この人は何ができる人か」が明確であることが、価格にも信頼にも直結します。

なんでもできます、は優しそうに見えて、実は一番伝わりにくいんですよね。


6.AIを使うと、「自分の軸」が見えやすくなることがあります

ここで、今の時代らしい話を少しだけ。
自分の強みを見つけるとき、AIを使って思考を深めるのはとても有効です。

たとえば、AIにこんなふうに問いかけてみるんです。
 ・私の過去の仕事経験から、共通する価値は何ですか?
 ・お客様に喜ばれてきたことを整理すると、どんな強みがありますか?
 ・私が手を出している仕事の中で、軸になっているものと枝葉のものを分けてください
 ・私の肩書きを、相手に伝わる言葉にするとどうなりますか?

AIのいいところは、頭の中に散らばっている材料をいったん外に出して、整理してくれることです。
自分ひとりで考えていると、「全部大事」に見えてしまいます。
けれど、AIと対話すると、「本当に軸になっているもの」と
「不安から増やしているもの」が分かれて見えてくることがあるんです。

もちろん、答えをAIに決めてもらうわけではありません。
でも、思考の壁打ち相手として使うと、自分でも気づいていなかった一貫性が見えてくるんですよね。


7.名刺の裏に書くべきなのは、「多さ」ではなく「意味」です

名刺の裏にいくつもの仕事を書くことが、すべて悪いわけではありません。
ただし、そこに一本の筋が通っていることが大切です。

たとえば、
 ・中小企業の売上改善支援
 ・営業導線の設計
 ・商品・サービスの言語化
このように並んでいれば、「売れる仕組みづくりが得意な人なんだな」と伝わります。

でも、
 ・コンサルティング
 ・保険代理店
 ・イベント企画
 ・健康商品の販売
 ・SNS運用代行
と並ぶと、ひとつひとつに価値があっても、受け手は迷ってしまいます。

迷うと、人は選べません。

だから、名刺の裏に必要なのは、仕事の多さではなく、あなたという人の意味が伝わることなんです。


最後に

自営業は、自由です。
でもその自由は、「何者として生きるか」を自分で決める自由でもあります。

うまくいかない時期があると、つい「あれも・これも」と増やしたくなります。
可能性を広げたくなる気持ちは、とても自然です。

けれど、本当に大切なのは、増やすことよりも、自分の強みを明確にすることです。
自分は何者なのか。
誰の、どんな悩みに応える人なのか。
何を頼まれると、一番力を発揮できるのか。

そこが見えてくると、仕事は少しずつ整っていきます。
名刺の裏も、プロフィールも、発信も、ちゃんとひとつの方向を向き始めます。

もし今、仕事の幅を広げるかどうかで迷っているなら、まずは立ち止まって問いかけてみてください。

私は何者か。

この問いに向き合うことが、遠回りに見えて、実は一番の近道なのかもしれません。
名刺の裏にたくさんの仕事を書く前に、まずは自分の「軸」を言葉にしてみることです。
それが、選ばれる人になるための第一歩なんですよね。




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