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図解で伝えることで理解の個人差を減らす
現場で何度も感じてきたことがあります。
「ちゃんと説明したはずなのに、
なぜこんなに理解がズレるのだろう?」という違和感です。
会議が終わったあと、
Aさんは「なるほど、そういうことですね」と言い、
Bさんは「つまり、次は何をすればいいんですか?」と聞いてくる。
同じ話を、同じ時間、同じ場で聞いているはずなのに、
頭の中にできあがっている理解は、まったく別物です。
1.言葉だけで伝えると、理解は人の数だけ生まれる
私たちは、
・思ったこと
・考えたこと
・期待していること
・実現したいことを、
つい「想いつた言葉」のまま相手に渡そうとします。
でも実際には、
言葉は相手の頭の中で「解釈」されてから意味を持ちます。
その結果、
Aさんの頭の中にはAさんなりのストーリーができ、
Bさんの頭の中にはBさんなりの別のストーリーができる。
ここに、「理解の個人差」が生まれます。
2.図解を使った瞬間、反応が変わった
あるとき私は、
説明の途中でホワイトボードに図を描きました。
・要素を書き出し
・関係線でつなぎ
・全体像が一目で見える
形にしただけです。
すると、不思議なことが起きました。
「なるほど、ここがポイントなんですね」
「今までの話が、やっとつながりました」
質問の質が変わり、認識のズレが一気に減ったのです。
3.図解は「考え」を構造として見せる
図解の強みは、
思考を情報のかたまりとしてではなく、
意味をもった構造として見せられることです。
・何が重要で
・何と何が関係していて
・全体の中でどこに位置しているのか
これが一目で分かる。
言葉だけではバラバラに届いていた情報が、
図解によって「整理された形」で相手の目に入ります。
4.理解し、イメージとして記憶される
もう一つ大きな違いがあります。
図解は「理解」されるだけでなく、「記憶」されやすいのです。
文章は忘れても、
「こういう図だった」というイメージは意外と残ります。
全体像をつかみ、
イメージとして頭に残る。
これが、後から行動につながる理解です。
5.理解の個人差を減らすということ
図解を使う目的は、
分かりやすく見せることだけではありません。
AさんとBさんの頭の中に、できるだけ同じ地図を描くこと。
情報は、
意味をもった体系として見せないと、
人は本当には理解できません。
図解は、
そのための強力な共通言語だと、
私は現場の体験から確信しています。
あなたが「ちゃんと伝えたはずなのに」と感じたとき、
一度、言葉を図に置き換えてみてください。
理解のズレは、思っている以上に小さくなるはずです。
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有限会社 テオリア
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図解思考コンサルタント
池田 秀敏
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