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自営業やパラレル・ワーカーの「もっとできる!」を図解思考で底上げする

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有限会社テオリア 図解思考コンサルタント 池田秀敏 コツコツと「強み」を積上げて自由に働く人を応援!

現場の「経験学習」(現場体験から学ぶ)

「体験」から学び、「経験」を積上げる

「体験」から学び、「経験」を積上げると言っても何の事だかわかりません。

体験と経験は、何が違うのでしょうか?

  ・体験の例
    ○○会社の営業部に10年勤めていました。
    京都に行ってきました。

  ・経験の例
    営業マンを10年やって、自分の営業手法を研究しました。
    京都にくる旅行者を見て、旅行先としての京都の魅力に気が付きました。

もう、お分かりだと思います。

体験は、事実のままの状態です。
経験は、事実を元に、自分の解釈がなされています。

「経験」の「経」は
 ・経典の「経」
 ・経営の「経」  
 と同じです。

「経」には..
「正しい筋道。正しい道理。」いう意味があります。

体験と経験の違いを
こんな例でお話させていただいています。
 -----------------------------
  ハローワークから応募してきた営業マンがいました。
  どちらかを採用したいと考えています。
  では、どちらの人を採用したら良いでしょうか?
    A 大卒、営業経験20年 42歳
    B 大卒、営業経験5年  27歳
  Aさん、Bさんのどちらを採用したら良いでしょうか?
 -----------------------------
経営者として、
会社の役に立つ実力を持っている人を選ばないといけません。

問題なのは営業経験の年数です。
    営業経験20年 > 営業経験5年
この式が成り立てば簡単です。
でも、そうならないのが現実です。
 ・社歴が長いほど、
 ・業界に長くいるほど、
 ・長く続けているほど..
実力があると言い切れるでしょうか?

普通に考えれば、長い年数を仕事をすれば
習熟度があがり知識が増えて実力が高まると考えています。

でも、若くても優秀な人もいれば
経験豊富なはずな年配者でも、頼りにならない人もいます。
それが現実です。

何が違うのでしょうか?

私は、
 ・現場で「考えて」蓄積した人
 ・現場で「指示された作業」をこなした人
この違いと考えています。

中途社員を採用する時に、
単なる経歴としての「年数」には意味はありません。

優秀な人は、考えています。
メモやノートに書いて残しています。
書いていない場合でも、頭の中に整理していて、
いつでも使えるようになっています。
現場体験から「考えて」ノウハウにして蓄積しています。

頼りにならない人は、
指示された作業を「大変だ!」、「疲れた!」と言い、
自分はいつも頑張っているのに評価が低いと不満をもって
勤務時間が終わったらお酒を飲んで愚痴を言っています。
会社のバックアップが無い、運が悪かった..と..

これが、5年、10年、20年..となると、大きな差になります。

短期間で、成長するためには
「体験」から学び、「経験」を積上げることが必要です。

では、どうしたら良いのか?!

図解:体験」から学び、「経験」を積上げる

この3段階で、
 1.気づく
 2.考える
 3.工夫する

「体験」を「経験」にします。

1.気づく
  発見すること。
  「現場で感じる・問題に気づく」ことです。
  現場にいても、何も感じないで決められた作業をしていてはだめです。
  小さな違いや違和感を感じることが必要です。
  考える「きっかけ」として重要です。
  
2.考える
  概念化すること。
  「言葉にして、構造化して理解する」ことです。
  気づいたことを言葉で正確に表現できないと考えられません。
  状況、問題、作業の仕組みなどを構造として理解することが必要です。
  考えたことで、改善する本質を見出すことが重要です。

   図解:問題を構造化することで「真因」が見えてくる
   状況を言葉にして体系化することで、問題の本質が見えてくるので正しい対策が立てられる。

3.工夫する
  改善するための「作業行為」にすることです。
  「行動を変えるための具体的な行動のアイデアにする」ことです。
  抽象的な状態では、現場の仕事を変えることはできません。
  今の仕事のやり方を「どう変えるか!」が必要です。
  今から変える、これが重要です。

要するに、現場体験から得た「仕事のノウハウ」を創りだすことです。


社歴が長いのに、
会社の評価が低いと悩んでいませんか?
今の自分の境遇に愚痴を言っていませんか?

そうだったら?
「体験」年数が、長いだけかもしれません。

良い仕事をするために、優秀な人と言われるために、
現場での「気づき」をもとにして
「仕事のノウハウ」を蓄積していくことが必要です。

2年や3年では、結果が出ないと思います。
でも、毎日こつこつと蓄積を続ければ、
必ず結果は、出ます。

やる為に、特別な知識・経験・費用は必要ありません。
ノートと鉛筆でOK。
ノートにメモしたことを、パソコンに入れて蓄積しましょう。

最初は、たいした事は書けません。
量産することもできません。

わたし自身、書き始めた時は、
1週間に1枚しか書けませんでした。
それも、うんうん唸りながら..
いま見ると、恥ずかしい内容とレベルです。
でも、飽きずに、あきらめずに描き続けました。

これを個人の努力で終わらせるのではなく
「仕事のノウハウ」を組織に集めることが必要です。
たくさん「仕事のノウハウ」を会社に提供した人と
ほとんど提供できない人では、会社の立場も変わります。

会社が必要とするのは
会社を変えていく人、未来に向けてリードして行く人です。



デービッド・コルブの「経験学習モデル」
失敗から学び、改善した例 
現場の知恵を蓄積・活用した例 

「失敗」の定義で人生が変わる!


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